人類が誕生してから今日に至るまで、数多くの道具を生み出し、活用してきた。旧石器時代や縄文時代には石器や土器を作り、弥生時代からは稲作に関わる道具、文字が伝わってからは、書に関わる道具など、その時代によって道具は生まれ、発展してきた。
これら道具の中で、必ず使用されてきた材料が、植物である。植物は身の回りにたくさんあり、容易に手に入り、加工も簡単である。
キリ:ゲタ
ブナ:コスキ、シャモジ、道具の柄
イネ:ゾウリ、ワラジ、スッポン、ムシロ
トチノキ:コネバチ、オボン、シオダイ、カマガミサマ
イタヤカエデ:ヤマゾリ
オオバクロモジ:カンジキ
ゲタ
苗場山麓では主に桐が使用されて作られたが、他にもヒノキやスギが使われる地域もある。特に津南は桐の生産地として有名で、福島、秋田、岩手と共に、日本四大桐生産地として有名である。

コスキ
苗場山麓では主にブナを使用しているが、一部スギを利用していたようである。秋山郷では規格があり、この規格にそぐわないと『秋山コスキ』として売り出されなかった。


コネバチ
トチノキから作られる。団子やそばなどを捏ねるのに使われてきた。
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参考文献
石澤貴司ほか 2018 「多雪地帯におけるコスキの記録」『津南学vol.7』 津南町教育委員会
苗場山麓ジオパーク振興協議会 2018 『苗場山麓植物民俗事典』 ほおずき書籍

