
本ノ木遺跡は、第1・2次発掘調査が実施された水田部分を「A地点」と呼び、水田西側に位置し、段丘端にあたる杉林を「B地点」と呼んで区分した。「B地点」からは、上層から押型文土器などが出土したが、下層から押圧縄文土器がまとまって出土した。その様相は、佐藤達夫が提唱した「本ノ木式土器」の範疇で理解できる。また、近接する卯ノ木遺跡や卯ノ木南遺跡の押圧縄文土器とも強い類似性を持つ。
参考文献
佐藤雅一ほか 2017 『本ノ木-調査・研究の歩みと60年目の視点-』 津南町教育委員会
本ノ木遺跡は、第1・2次発掘調査が実施された水田部分を「A地点」と呼び、水田西側に位置し、段丘端にあたる杉林を「B地点」と呼んで区分した。「B地点」からは、上層から押型文土器などが出土したが、下層から押圧縄文土器がまとまって出土した。その様相は、佐藤達夫が提唱した「本ノ木式土器」の範疇で理解できる。また、近接する卯ノ木遺跡や卯ノ木南遺跡の押圧縄文土器とも強い類似性を持つ。
参考文献
佐藤雅一ほか 2017 『本ノ木-調査・研究の歩みと60年目の視点-』 津南町教育委員会