抉入削器

 剥片の縁辺部に抉り状の調整加工が施される特徴的な石器である。その刃部に残る使用痕研究の結果、乾いた皮に使われた可能性が指摘されている。使用されている剥片は、珪質頁岩製と頁岩であり、山形県界隈で産出する遠隔地石材と在地石材である。また、これらは本ノ木遺跡内で製作されておらず、製品の状態で持ち込まれた可能性が指摘されている。
使用痕観察に供した抉入削器
使用痕の顕微鏡写真(1)
使用痕観察に供した抉入削器
使用痕の顕微鏡写真(2)

参考文献

佐藤雅一ほか 2017 『本ノ木-調査・研究の歩みと60年目の視点-』 津南町教育委員会