考古学縄文時代草創期– category –
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考古学縄文時代草創期
本ノ木論争の背景と展開
1.芹沢長介の研究2.本ノ木論争の背景3.本ノ木論争の行方1.芹沢長介 1919年に静岡で生まれ、2006年に逝去された。考古学を学ぶために明治大学に入学し、相沢忠洋と出会い、共に群馬県の岩宿遺跡発掘調査に従事、1万年以上前の打製石器を発掘し、日本に旧石... -
考古学縄文時代草創期
A地点出土石器群の特徴
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考古学縄文時代草創期
尖頭器の形態-本ノ木型尖頭器-
芹沢長介は、本ノ木遺跡出土の尖頭器を6形態に分類した。そのうち、A類とした両側縁が並行する特徴的な尖頭器を「本ノ木型尖頭器」と呼ぶ。その研究の第一人者である橋本勝雄は、黒色頁岩を主体とした両側縁が平行する細長い形態に限って「本ノ木型尖頭... -
考古学縄文時代草創期
尖頭器石器群の石材組成
尖頭器石器群の主要な石材は頁岩である。わずかに無斑晶ガラス質安山岩とチャート、黒曜石が含まれる。無斑晶ガラス質安山岩は、志久見川を起源とし、千曲・信濃川で採取されたものと考えられる。深緑色のチャートは、信濃川川原で見られる青灰色のチャ... -
考古学縄文時代草創期
抉入削器
剥片の縁辺部に抉り状の調整加工が施される特徴的な石器である。その刃部に残る使用痕研究の結果、乾いた皮に使われた可能性が指摘されている。使用されている剥片は、珪質頁岩製と頁岩であり、山形県界隈で産出する遠隔地石材と在地石材である。また、... -
考古学縄文時代草創期
尖頭器の大量制作の意味
石材原産地に近い遺跡地には、在地石材を草鞋形やハンバーグ形に近似した形態や、両面粗割り加工したブランク(母形)の状態で搬入される特徴がある。そのブランクから尖頭器(石槍)が製作され、形態は芹沢長介によって6形態(A類~F類)に分類されている... -
考古学縄文時代草創期
「本ノ木式土器」について
本ノ木遺跡から出土した土器群は、佐藤達夫によって、その土器相が整理され公開された。当初「特殊な土器」と呼ばれた一群である。その中核をなす土器が縄原体を回転施文することなく、押圧施文する土器であったからこそ、山内清男は特殊な土器と表現し... -
考古学縄文時代草創期
下位段丘面を覆う山体崩壊堆積物
本ノ木遺跡の信濃川側に一段低い幅狭い段丘面がある。地表面では、本ノ木遺跡(約214m)に対して下段丘面(約208m)であり、その比高は約6mを計測する。この本ノ木遺跡の信濃川端部から下段丘面に掛けて調査トレンチを設定し、調査したのが國學院大學考... -
考古学縄文時代草創期
土層の剥ぎ取りについて
第1次調査において芹沢長介が分層し記録した土層観察面が第3次調査の際に確認された。よって、津南町教育委員会は、再度第4次調査に伴い学史上貴重な土層観察面を検出し、この土層観察面を剥ぎ取り保存し、公開活用することを決めた。土層は剥ぎ取り手法... -
考古学縄文時代草創期
本ノ木遺跡B地点の押圧縄文土器群
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考古学縄文時代草創期
卯ノ木南遺跡の押圧縄文土器群
本ノ木遺跡の段丘面より2面下位にある段丘面に卯ノ木南遺跡は立地する。その比高は約5mを計測する。卯ノ木南遺跡は、原則回転手法の草創期土器は認められず、縄原体を縦位や羽状に押し付ける特徴がある。その原体には「太く短い原体」と「細く長い原体」... -
考古学縄文時代草創期
卯ノ木南遺跡のフラスコ状土坑
卯ノ木南遺跡第1次発掘調査では、A・B‐1・2区からフラスコ状土坑が密集して検出された。フラスコ状土坑は、砂層で埋もれており、その一部の水洗い選別調査で稀薄ながら炭化物や押圧縄文土器細片が検出されている。今後、炭化物の分析(年代測定や樹種同...

