各展示物詳細– category –
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考古学縄文時代草創期
尖頭器石器群の石材組成
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考古学縄文時代草創期
抉入削器
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考古学縄文時代草創期
尖頭器の大量制作の意味
石材原産地に近い遺跡地には、在地石材を草鞋形やハンバーグ形に近似した形態や、両面粗割り加工したブランク(母形)の状態で搬入される特徴がある。そのブランクから尖頭器(石槍)が製作され、形態は芹沢長介によって6形態(A類~F類)に分類されている... -
考古学縄文時代草創期
「本ノ木式土器」について
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考古学縄文時代草創期
下位段丘面を覆う山体崩壊堆積物
本ノ木遺跡の信濃川側に一段低い幅狭い段丘面がある。地表面では、本ノ木遺跡(約214m)に対して下段丘面(約208m)であり、その比高は約6mを計測する。この本ノ木遺跡の信濃川端部から下段丘面に掛けて調査トレンチを設定し、調査したのが國學院大學考... -
考古学縄文時代草創期
土層の剥ぎ取りについて
第1次調査において芹沢長介が分層し記録した土層観察面が第3次調査の際に確認された。よって、津南町教育委員会は、再度第4次調査に伴い学史上貴重な土層観察面を検出し、この土層観察面を剥ぎ取り保存し、公開活用することを決めた。土層は剥ぎ取り手法... -
考古学縄文時代草創期
本ノ木遺跡B地点の押圧縄文土器群
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考古学縄文時代草創期
卯ノ木南遺跡の押圧縄文土器群
本ノ木遺跡の段丘面より2面下位にある段丘面に卯ノ木南遺跡は立地する。その比高は約5mを計測する。卯ノ木南遺跡は、原則回転手法の草創期土器は認められず、縄原体を縦位や羽状に押し付ける特徴がある。その原体には「太く短い原体」と「細く長い原体」... -
考古学縄文時代草創期
卯ノ木南遺跡のフラスコ状土坑
卯ノ木南遺跡第1次発掘調査では、A・B‐1・2区からフラスコ状土坑が密集して検出された。フラスコ状土坑は、砂層で埋もれており、その一部の水洗い選別調査で稀薄ながら炭化物や押圧縄文土器細片が検出されている。今後、炭化物の分析(年代測定や樹種同... -
考古学縄文時代草創期
B地点の列石状遺構と立石状遺構
本ノ木遺跡B地点のやや離れた2箇所の確認調査トレンチから遺構が検出された。 9トレンチは、Ⅰ層→Ⅱ層→Ⅲ層→Ⅳ層→Ⅴ層→Ⅵ層が整然と上下関係を保ち堆積していた。Ⅱ層は栗褐色土層であり、分析の結果As-UT(浅間馬高火山灰:5000年降灰年代)が含まれていた。Ⅳ... -
考古学縄文時代草創期
本ノ木遺跡B地点と卯ノ木南遺跡出土の石器群の関係
両地点から出土した不定形石器の色調や縞の状態、表皮の特徴から同一の石核から剥離された剥片の可能性があるとの観察所見から、接合を試みた結果、驚くことに遺跡間接合検証が行われた。すなわち、両地点が極めて近い時間において、不定形石器の製作に... -
考古学縄文時代草創期
遺跡発見の経緯
1.遺跡の発見2.郷土史家1.遺跡の発見 本ノ木遺跡の発見は、長野県の樋口昇一が『信濃考古総覧』の調査研究のため、長野県栄村の踏査の際に、隣町の新潟県津南町まで足を伸ばし、考古学愛好家の石澤寅二宅を訪れたことに始まる。当時、最古の縄文土器と考...

