各展示物詳細– category –
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抉入削器
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尖頭器の大量制作の意味
石材原産地に近い遺跡地に、在地石材を草鞋形やハンバーグ形に近似した形態に、両面粗割り加工したブランク(母形)の状態で搬入される特徴がある。そのブランクから尖頭器が製作され、その形態は芹沢長介によって6形態(A類~F類)に分類されている。こ... -
「本ノ木式土器」について
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下位段丘面を覆う山体崩壊堆積物
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土層の剥ぎ取りについて
第1次調査において芹沢長介が分層し記録した土層観察面が第3次調査の際に確認された。よって、津南町教育委員会は、再度第4次調査に伴い学史上貴重な土層観察面を検出し、この土層観察面を剥ぎ取り保存し、公開活用することを決めた。土層は剥ぎ取り手法... -
本ノ木遺跡B地点の押圧縄文土器群
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卯ノ木南遺跡の押圧縄文土器群
本ノ木遺跡の段丘面より2面下位にある段丘面に卯ノ木南遺跡は立地する。その比高は約5mを計測する。卯ノ木南遺跡は、原則回転手法の草創期土器は認められず、縄原体を縦位や羽状に押し付ける特徴がある。その原体には「太く短い原体」と「細く長い原体」... -
卯ノ木南遺跡のフラスコ状土坑
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B地点の列石状遺構と立石状遺構
本ノ木遺跡B地点のやや離れた2箇所の確認調査トレンチから遺構が検出された。 9トレンチは、Ⅰ層→Ⅱ層→Ⅲ層→Ⅳ層→Ⅴ層→Ⅵ層が整然と上下関係を保ち堆積していた。Ⅱ層は栗褐色土層であり、分析の結果As-UT(浅間馬高火山灰:5000年降灰年代)が含まれていた。Ⅳ... -
本ノ木遺跡B地点と卯ノ木南遺跡出土の石器群の関係
両地点から出土した不定形石器の色調や縞の状態、表皮の特徴から同一の石核から剥離された剥片の可能性があるとの観察所見から、接合を試みた結果、驚くことに遺跡間接合検証が行われた。すなわち、両地点が極めて近い時間において、不定形石器の製作に... -
遺跡発見の経緯
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山内清男の研究