特別なお客様が来館!

特別なお客様が来館!

特別天然記念物「ニホンカモシカ」

昼休み、”うもれあ”スタッフが外の景色をみていたら、突然現れたお客様が!当センターの脇を流れる船津川沿いから、悠々とグラウンドの遊具付近まで歩いてきたのは、なんと国の特別天然記念物「ニホンカモシカ」でした!


じっとこちらを見つめ、まるで「ぼくもあそびに来たよ」と挨拶してくれているかのようでした。ニホンカモシカは日本固有の種であり、縄文時代から日本列島に生息し、縄文人とも深く関わっていたと考えられています。

ずっと昔からこの大地を見守ってきた彼らが遊びに来てくれたのは、ここが居心地の良い場所だと認めてくれたからでしょうか。
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~ニホンカモシカ・ミニ知識~

・特別天然記念物 - 昭和30年に国の特別天然記念物に指定され、文化財保護法により保護されています。
・実は牛の仲間! - 名前は「シカ」ですが、ツノが生え変わらないウシ科の動物です。
・何を食べるの? - 木の葉や芽、草などを好んで食べる草食動物です。
・縄文時代からいた? - 鹿児島県日置市の黒川洞窟をはじめ多くの遺跡から骨や角が見つかっており、当時の人々が狩猟対象としていたことが分かっています。
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二ホンカモシカは、ニホンジカとは違い、雪の降る環境に適応した動物です。冬になると鼻先で雪をかき分けてごはん探します。豪雪地帯の津南町でも、たくましく生きています。



この地域ではカモシカのことを「アオジシ」や「*クラジシ」とも呼びます。岩場や切り立った斜面を、まるで当たり前のように登ったり降りたりする姿から名付けられました。岩場を軽やかに登り降りする姿が特徴です。

*「クラ」は「倉」…岩の露出した崩壊地、断崖絶壁、山中にある切り立った岩場。


また、津南町の結東に「シシ穴」という場所があります。カモシカのねぐらがあったことが名前の由来です。昔の人たちにとって、本当に身近な存在だったことが伝わってきます。


昔は「暮らしを支える動物」だった

今は守られているカモシカですが、かつては狩りの対象でもありました。ニホンジカやイノシシが主要な食料であった一方、カモシカは肉や毛皮が利用されていたと考えられています。

昭和30年頃まで、秋山郷地域では、毛皮は手袋や靴、背中あてに使われ、人々の生活を支える大切な資源だった記録が残っており、そうした道具は、国の重要有形民俗文化財として大切に保管されています。大正12年に保護獣として捕獲が禁じられましたが、密猟者が絶えず頭数が減少するので、昭和30年に特別天然記念物に指定され保護と罰則が強化されました。その結果、近年では増えはじめています。



二ホンカモシカは臆病な一面もあるため、もし見かけても驚かせず、静かに見守ってあげてくださいね。じっと目が合ったら、それは幸運のサインかもしれません。